川柳・俳句・短歌

川柳(五・七・五)

うちの井戸 電気なければ ただの穴

お手上げだ 電気来なきゃ 粗大ごみ

旅にたつ 東京駅で 全部すむ

詐欺の鳥 ブルーシートに たかる鳥

こんなこと いくら言っても ぬかに釘

土下座して 謝るだけで 騙される

正義感 とはおもっても 命がけ

増税だ 駆け込み消費 まとめ買い

噺家も いまの言葉に 変換だ

オレオレに 誰だよお前 知らぬ人

政治家は 嫌われごとを 言わぬもの

困ったね 帯状疱疹 オマタニモ

戦争は 人の命を 軽くする

たばこ酒 こんないいもの やめろとは

おさしみに 塩ふりかけて おつなあじ

豆腐には 雪のふりかけ あじのもと

中津村 井原西鶴 おらが村

オレオレに せがれからだと よろこんだ

中津村 芳沢あやめ おらが村

中津村 人も住みよい わいのむら

人生は くだらぬことに いきがいを

万引きも こずかい稼ぎ アルバイト

馬鹿どもに 言われたくない オピニオン

厚化粧 私にだけの かくれ美の

損得も 必要経費 みとめ印

瞳にも 個人情報 見つけたり

あなた誰 個人情報 言えないよ

もうやばい 過去の歴史に 逃避行

手抜きして 安心してて ばれている

田舎もん 田んぼの育ち 山育ち

赤ちゃんは 天から来たの 空を見る

まさかとは 川の氾濫 予想害

我が家だけ 大丈夫だと 思っていた

これからも 自然災害 予想外

来年は 風雨保険に 入らねば

昔から ここは無事だと おもいこむ

助け合い 人の喜び まじかにも

色物は かげに干すもの 昔はね

はじめだけ 3日で飽きる 色男

ブ男は 飽きもしないが 惚れもせず

温暖化 海水温度 比例して

騙されて ごめんごめんと お人好し

世の中に 仏のような 人もいる

歴史にも 時代とともに 新事実

詐欺の鳥 死ぬまで飛んで いなければ

今だから 人間らしく もどりたい

わかものは 若者言葉 使い分け

誰が言う みんながみんな そうじゃない

人欲は より良い暮らし むかしから

やっぱりね オリンピックも キンまみれ

ドラフトも 誰がどこかに 入ったのか

若者は 恵まれすぎて 何をする

街に出て スマホまみれの 見た景色

わかるかな スマホの世界 入らねば

夫婦にも スマホでむすぶ 縁結び

福なのか 残りものには 訳がある

生き方に 普通がきらい 変な奴

スマホさえ やっていればの 安堵感

お名前は 匿名希望 忘れたよ

損得も 計算ちがい 得をした

あの人に そんなに惚れた 恋だもの

面倒な 大人の世界 いつくるの

不安なの 酒でまぎらす 一夜酒

赤門を 素通りすれば 秀才だ

自撮して 己の顔に ほれぼれと

睡眠に 適したところ 留置所

まじなのか そんな顔して どうしたの

あんなにも 美人な人も ああいやだ

悪人も まじめに勤め 模範囚

パソコンに 意見の言える 癖付ける

来年は 水害保険 入らねば

懐かしい 大学芋に 足止まる

清姫に 追われ追われて 日高川

弘法も 筆の達人 筆選び

いいおんな 追われるとまた いやになる

月のもの 尊いものだ けがれとは

あの人の なまりあるぶん 情けアリ

墓買った 誰か入るか 宝くじ

街なかの ゴミ箱の中 宝物

都会人 あっという間に ながされる

後目だれ そのかたたちも 高齢だ

俳句(五・七・五)季語必要、自然を謳った

赤とんぼ 裏山染まる あかねいろ

早朝の ひんやり寒さ 川の霧

夕に聞く ひぐらしの声 物悲

さくら咲く お城の堀で お花見だ

田んぼから かえるゲエゲロ 子守歌

お月見に 団子供えて 見る月見

山いちご 腹の足しにも ならんわい

タヌキさん こんなところに 家族ずれ

野ウサギの 枯れ葉しょくに 秋は深まる

堀ごたつ レンタンのマメ  赤々と

かば焼きの 煙が誘う 夏の味

渋柿も 干して甘く ふゆう柿

椿の樹 甘いはちみつ 白い柔肌

ぐみの実で 赤く染まった 甘いグミ色

やまももで 山猿になった 木の上で

いい湯だな 湯の花咲いた 花見酒

紫陽花の 白い花びら 雨が降る

目の前に 黒い干し柿 師走かな

熟れ寿しを 注文したが まだつかず

短歌(五・七・五・七・七)本人の心情

薄情な きつい言葉を 聞かされて 時経つにつれ わかる悔しさ

縁あって 結ばれたのに 離婚した 何が悪いか 原因不明

寒いのに 井戸の氷を 箱につめ 冷蔵庫にと 我が家の電化

雲上る あすの遠足 晴れ模様 雲の顔にも 笑顔いっぱい

海開き 塩谷の浜に 遠足だ 砂に絵をかく 広い浜辺に

今の世で 詐欺をしなくて 生きられる そんな世の中 来ないだろうか

結婚を 別にしなくて すむ時代 スマホ相手に 同居時代

宅配で すべて役立つ 何もかも 部屋にいながら ドロンと行くか

悲しいが 犠牲者出て あたふたと 災害で知る 人のぬくもり

これだけは 町にあふれる 備え品 ブルーシートに 白のポリ缶

これからも 自然災害 予想外 想定外も もう使えない

我が家では あの時無事と 思ったが そんな経験 もう通じない

ヒトデ梨 海のものとも 思えない 山のものだと ああ勘違い

沖縄の 心表す 首里城に 赤い炎で 心乱れる

ひきこもり 考えぬいて 考えた いつまで続く もうひきどきだ

狭い部屋 時の記憶を 収めたい 紙に書いては かさばるばかり

文化財 水をかけたら 損失だ 熱い熱いと 水かけず

おまえにも いってないこと 話したら 馬鹿じゃないの 今さら何よ

我が子にも 知られたくない ことだって ひとつやふたつ あるかもね

吐く息を においかいでと 吹きかける 飲酒検査 マナー違反ね

うまれつき 頭いいのは 知っていた 馬鹿と言われて あたりみわたす

気づかない 水ガス電気 あたりまえ 不便を知れば 未来がみえる

ふつうでは おわりたくない 生き方を それもひとつの 選択かもな

喜んで あうんの呼吸 言葉いらない

根がないと なにをやっても 育たない 土に栄養 花も咲かない

誰しもが 悩みのなかで 生きている 友がなければ 寂しいものだ

火葬場も 煙も出ない 近代化 ふろの湯わかす 燃料になる

ゲームっ子 土を知らない そんなこと 土にまみれた 少年時代

批判する 生きた世界も 違いすぎ おかどちがいと

しあわせは ちょっとのこと 気づくだけ しあわせからは 出向いてこない

子供から 教えてもらう ペンキ塗り 雨漏り防ぐ へー出来るんだ

スマホって そこまでできる 便利よさ 俺の頭は アナログのまま

ガラケーも 使えなくなる 時が来た とうとう俺も スマホの世界

生き方に 可も不可もなく 安泰だ そんな贅沢 いつまで続く

そんなこと 言われたくない 面倒だ 変化を嫌う 今の人たち

今のまま 何の変化も 望まない 今がよければ 何もいらない

無関心 いつまで見てる そのめつき 気になることも 今のうちだよ

たかが2 2日がかりで わかった2 大事な2から 助けてくれる

街なかに ひそむ人間 出家びと 怖くもあるし がっしょう

街なかの ゴミ箱の中 たからもの ネズミがうよよ とぼけた笑顔

出家とは 名はかりだけの ホームレス 寺を寝ぞこに 浮浪行脚

どうしたの 顏も見ないで 手先だけ 気配でわかる ゴッド・ハンド

今の世に どこに行こうか 出家寺 予約状況 ネットワークで

年老いて 死というかたに 出くわした 世代交代 迫られている

健康は 病しないと わからない 仮病されても 元気はつらつ

平和な世 人任せでは 守れない 戦争たちは 平和が好きだ

現代子 辛抱強く 自信つけ ほめてやらんと 聞く耳持たぬ

墓買った 誰が入るか 宝くじ 当選すれば リホームするか

年金で ローン組めれば プロポーズ 豪華客船 世界一周

取り立てに お墓に避難 まさかとは 先祖にたのむ 冥土のみやげ

熟れ寿しを 注文したが まだつかず 保存食には 今が食べごろ